大津市教育委員会総務課は、晴嵐1丁目に位置する「粟津中学校」について、トイレ改修工事を3ヵ年で計画しており、初段となるA工区の工事が受注希望型指名競争で6月にも公示される。
発注方式は、建築・電気設備・機械設備の分離型で、3案件とも6月を予定し、予定工事費はA〜C工区合わせて約3億円(電気・機械設備工事費含む)を見込んでいる。
スケジュールについては、A工区が24年度、B工区は25年度に、C工区はその翌年度の26年度に取り掛かる予定だが、予算次第では流動的になる可能性もある。
対象となる粟津中学校は、大津市晴嵐1丁目に位置し、学校の既設トイレを洋式及び乾式に全面的に改修工事に取り掛かり、施設長寿命化を図るとともに、教育の環境を整えることを目的として着手する。今回の工事は、学校の運営に支障がないように3期(A〜C工区)に分けてそれぞれ行い、改修内容は、各工区とも建築工事として、内装(床、壁、天井、トイレブース)及び建具改修工事、電気設備工事は、照明器具の更新(LED化)、各機器への電源送り、変圧器。機械設備工事については、便器の洋式化、給排水衛生設備(配管含む)の更新、小便器の自動洗浄、洗面器の自動水洗化、ウォシュレット便座の導入、手摺の取り付け、消火設備(配管)の更新。
改修範囲は、A工区が北校舎東側トイレ1〜3階(男女各3ヵ所)、延129・6平方b、体育館トイレ(男女各1ヵ所)延24平方b、B工区が北校舎職員用トイレ(男1ヵ所)14・7平方b、西校舎トイレ(男女各3ヵ所)延144平方b、中校舎屋外職員用トイレ(男女各3ヵ所)延約159・6平方b、C工区が中校舎トイレ(男女各3ヵ所)、延159・6平方b、北校舎屋外トイレ(男女各1ヵ所)延14平方b、武道場トイレ(男女各1ヵ所)延15・2平方b。
設計は、岩佐建築設計事務所(大津市)が担当。
なお、同市では、良好な教育環境を確保するため、大津市学校施設長寿命化計画に基づき、学校施設全体の機能回復・向上を推進していく。
提供:滋賀産業新聞