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建通新聞社
2024/04/16

【大阪】新大阪駅南広場の具体的検討を開始

大阪府は、新大阪駅周辺のまちづくりで、「広域交通結節施設」の整備を含む駅南広場の再整備の具体的な検討に入る。駅舎の正面にある南広場は多層化することを前提に、施設配置のレイアウト案を作成する。
 広域交通結節施設は、新大阪駅南広場を中心に、北西・東広場にタクシーや高速・路線バス、一般車乗降場などの交通機能を再配置し、人の空間の拡充や高速バスの拠点化を図る他、交通手段別の将来の駅利用者推計結果を踏まえた施設規模を検討する。
 検討結果を基に、南・北西・東広場の施設配置レイアウト案を作成する。南広場は多層化することを前提とし、各階の平面図や断面図を作成する。また、北西・東広場の周辺での土地利用を検討する。
 この他、民間都市開発に向けたプロモーション方策の検討やまちづくり方針(更新版)素案の作成を行う。

〜検討調査の公募実施〜

 府は、2024年度新大阪駅周辺地域のまちづくり検討調査業務に関わる企画提案公募を実施しており、提案書類を5月15日まで受け付ける。5月23日の選定委員会の後、契約を結ぶ。委託上限金額は2107万3000円(税込み)。
 22、23年度に行われた同業務はパシフィックコンサルタンツ・日建設計共同企業体が担当した。
 22年6月にまとめた「新大阪駅周辺地域都市再生緊急整備まちづくり方針2022」にある新幹線新駅関連プロジェクトの一つ。新大阪・淡路・十三地域を含む新大阪駅周辺で、駅とまちが一体となった世界有数の広域交通ターミナルのまちづくりの実現に取り組む

提供:建通新聞社