トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

秋田建設工業新聞社
2024/04/15

【秋田】二ツ井今泉、先行区間の工事は5月公告/延伸1.42kmで道路詳細設計など

 東北地方整備局能代河川国道事務所は、二ツ井今泉道路事業に関し、今年度は先行して進めている小繋IC(仮称)〜今泉IC(仮称)の今泉地区で改良舗装とアスファルト舗装を発注する。改良舗装は5月、アスファルト舗装は7月に公告する予定。また、今泉IC(仮称)〜蟹沢ICまでの延長1.42kmでは道路詳細設計、跨線橋詳細設計、構造物設計などを進める。委託時期は、5年度に委託した道路予備設計の脱稿時期を踏まえて検討する方針。

 二ツ井今泉道路は交通事故の減少、災害時における代替路の確保、救急医療支援等を目的とした高規格幹線道路ネットワークを形成する自動車専用道路。道の駅「ふたつい」近くの能代市二ツ井町小繋(仮称・小繋IC)〜蟹沢ICまでの延長5.9kmを整備する。このうち小繋IC(仮称)〜蟹沢ICは現道活用区間としていたが、大館能代空港西線・翔鷹大橋の耐震に課題があり、同橋の上流側に自動車専用道路を新設(延伸区間L1.42km)することが4年度に決定している。

 今年度に発注を予定している工事は今泉地区で、対象区間は今泉第二トンネル(仮称)から今泉IC(仮称)まで。改良舗装(掘削1,000㎥、盛土6,000㎥、舗装6,000uなど)は5月の公告を予定。アスファルト舗装は7月の公告を予定しており、舗装(14,000u)、防護柵工などを行う。概算工事費はいずれも2〜3億円としている。

 延伸区間では道路詳細設計、区間内に新設するJR跨線橋の詳細設計、ボックスカルバートなどの構造物設計、用地調査を推進。道路と跨線橋の予備設計は復建技術コンサルタントで進めている。構造物の設置箇所は、道路予備設計の結果を踏まえて決定する。

 今泉IC(仮称)〜蟹沢ICまでの延伸区間には、国道7号との立体交差部、JR奥羽本線、米代川を渡る3カ所に橋梁を整備する予定。測量はウヌマ地域総研、地質調査は東邦技術が担当した。

提供:秋田建設工業新聞社