鳥取市は2カ年債務負担行為で進める青谷町総合支所大規模改修について、建築、電気、機械、昇降機を分離して発注する。このうち、建築工事は2億円規模で、総合評価入札の特別簡易型T型として5月の大型連休前後の公告を目指す。また、設備関係は今夏以降に順次発注。
青谷町総合支所(同市青谷町青谷)は1993年に建設。建設から30年以上が経過し、雨漏りや錆が発生しているほか、地域防災拠点としての機能を向上させるため、長寿命化、バリアフリー化の改修工事に今年10月から着手する。
改修工事では、鉄筋コンクリート造3階建て延べ約3200平方bを同2階建て延べ2571・77平方bに減築し、執務室を改修。また、屋根や屋上防水改修、外壁タイルのクラック改修、風除室(鉄骨造平屋建て延べ82平方b)などの増築。非常用発電設備や受水槽の72時間対応化改修、エレベーター改修に取り掛かる。
工事費は積算中だが今のところ、建築は2億円超、電気と機械が1億円規模、発電設備は3000万円。昇降機は3000〜6000万円の範囲となりそう。設計は山下設計工房が担当した。
今後のスケジュールは、建築A級2社JVを対象に大型連休前後で特別簡易型T型を公告。6月中旬までに入札、仮契約する。電気と機械もA級向けに8月ごろ公募型指名競争入札を公告、入札。昇降機は8月の発注を目指す。9月市議会で建築工事の請負契約承認を得た後、今年10月から来年11月まで改修工事を進める。
日刊建設工業新聞