柏市は、あけぼの山公園およびあけぼの山農業公園と県道守谷流山線を接続する、全長約1・7qのアクセス道路の新設を検討している。アクセス道路は片側一車線とし、新大利根橋南交差点周辺で守谷流山線につながる計画だ。当初予算に、道路予備設計および路線測量委託料3150万円を計上。近く制限付き一般競争入札を公告する。委託期間は6か月。工事には2か年程度を要する見込み。
幅員構成や道路の構造などは、設計段階で決定する。
あけぼの山公園は、布施1940に所在。敷地面積は約6ha。関東三大弁天の1つである布佐弁天の隣接地を取得の上、再整備を行い、1970年に開園した。さくら山、日本庭園、水生植物園などがある。
あけぼの山農業公園は布施2005―2に所在し、あけぼの山公園に隣接している。敷地面積は約18ha。82年に農業振興政策の一環として農業研修センター(現本館)を開設した後、都市市民と農民による交流を通じて都市農業振興を図ることを目的として、94年に開園した。本館、風車、芝生広場などがある。風車は、外壁材の老朽化に伴う更新などを計画しており、当初予算に工事費2655万7000円を措置。9月ごろに制限付き一般競争入札を公告する。工期は約5か月。
指定管理者は、日比谷花壇を代表団体とする「あけぼの山はなやぎプロジェクト」。
3月に改訂した都市計画マスタープランでは、あけぼの山農業エリアについて、広域からさまざまな人が来園し、充実した余暇を過ごすことができる公園を核としたエリアとなるよう、公園施設の再整備、公園へのアクセス向上、余暇サービスの充実化を図るとした。
アクセシビリティの低さの解消などを目指した「アクセス向上と公園の魅力向上に関する検討業務」は、ランドブレインが担当した。