トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

秋田建設工業新聞社
2024/04/11

【秋田】秋田市・太平川河川激甚災害対策特別緊急事業/下流側を5件で公告

 秋田県河川砂防課は11日、太平川河川激甚災害対策特別緊急事業の工事(下流側)を5工区に分け公告した。いずれも総合評価落札方式。下流側から秋田市卸町の延長533.8mが予定価格9億6,898万円、楢山川口境の707.6mが13億2,812万円、牛島東の512mが16億3,889万円、楢山愛宕下の365mが15億1,888万円、楢山大元町の444.9mが14億229万円。参加要件は一般土木A級3者による特定建設工事JVで、代表者の総合評定値は1,040点以上となっている。

 昨年7月の大雨により、太平川流域の秋田市街地では大規模な内水被害が発生。県は同河川の河川改修を短期集中的に行う方針で、旭川合流点(秋田市茨島)〜横山金足線の桜大橋付近(同桜)までの約4,600mが昨年11月30日、河川激甚災害対策特別緊急事業として採択されている。

 11日に公告した5件の工事は、激特事業区間のうち下流側の延長約2,250m(旭川合流点〜JR奥羽本線まで)で、予定工期は10年3月17日。

 このうち下流側の旭川合流点〜太平大橋まで(左岸は猿田川合流点まで)が533.8m、太平大橋〜太平川橋まで(左岸は猿田川合流点〜猿田川橋まで)が707.6m、太平川橋〜愛宕下橋までが512m、愛宕下橋〜JR羽越本線橋までが365m、JR羽越本線橋〜JR奥羽本線橋までが444.9mとなっている。左右岸を渡る仮桟橋を設置した後、矢板護岸工、河道掘削を行って法覆護岸工を実施する。

 なお、JR奥羽本線橋からさらに上流側の延長2,300m(桜大橋付近まで)は3件で7年4月に公告する予定。河道掘削や覆土式護岸工、鋼矢板基礎工などの一般土木工事で、事業費は1工事当たり約15億円〜20億円。工期は11年3月を予定している。


提供:秋田建設工業新聞社