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建通新聞社
2024/04/11

【大阪】府市 BIEと万博会場の進捗など意見交換 

 2025年大阪・関西万博まで1年を前に、大阪府・大阪市と博覧会国際事務局(BIE)は4月10日、大阪府咲洲庁舎で意見交換会を開き、現在の進捗状況について確認するとともに、開幕までに取り組むべき課題について意見を交わした。BIEのケルケンツェス事務局長は進捗状況について、「前回訪問時より、多くの建物が立ちつつある」とし、「(パビリオン)建設については何の心配もしていない。(1年後の)4月13日に全てが完了する」との考えを示した。
 ケルケンツェス事務局長は、今後は運営について考える段階との認識を示し、「開幕後の6カ月間は、来場者や通勤者の交通管理が重要になってくる。建設以上に難しい問題ではないか」と懸念を示した。
 現段階で8割程度完成している大屋根リングについては、「万博の大きなエンブレムの一つとして残すことができないかと考えている。府・市の間で万博閉幕後も活用してほしい」と要望。これを受け大阪市の横山英幸市長は、「現在、民間企業の知恵も借りながら、利活用について検討している」とし、レガシー継承に向け、今後議論するとした。
 また、ケルケンツェス事務局長は、府が訪日外国人に一定の「徴収金」の導入を検討していることについて触れ、「導入について反対はしないが、導入のタイミングについて考慮してほしい」とし、万博終了後の導入を要望した。