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日本工業経済新聞社(群馬)
2024/04/09

【群馬】基幹管路の更新工事へ 5月中旬指名通知


富岡市は宮崎地内、神農原地内、神成地内に跨る範囲で2024年度から27年度までの4カ年、基幹管路(水道管)更新工事を進める。発注担当課は5月中旬の指名通知を予定している。24年度は導水管と送配水管合わせて延長1314・3m布設する。このほか仕切弁3基や消火栓2基および空気弁1基の設置を行う。設計は利根設計事務所(前橋市)が手掛けた。
全体計画では宮崎浄水場(宮崎241)から南下し、西毛病院(神農原559−1)付近までを結ぶ区間を対象に、導水管と送配水管を合わせて延長2931・7m布設する。当初予算に24〜27年度の4カ年継続費に総額5億8150万円を設定、年割額は◇24年度=2億1000万円◇25年度=1億7600万円◇26年度=1億3300万円◇27年度=6250万円−となっている。
24年度は宮崎地内で施工する。導水管は宮崎浄水場から南下した約300m区間で布設を行う。送配水管については一部、導水管と並行しない部分もあるため、導水管よりも長い900m区間に布設する。
導水管はφ400oのダクタイル鋳鉄管(GX形)を使用し延長415・3mで布設。送配水管はφ350oのダクタイル鋳鉄管(GX形)を延長683・2m、配水管はφ150oのダクタイル鋳鉄管(GX形)を延長215・8mで整備する。このほかφ400o、φ350o、φ300oの耐震GX形バタフライ仕切弁(両受)を1基ずつ、地下式単口消火栓2基、急速空気弁1基を整備する。
25年度は宮崎公園(宮崎329)南側付近から神成に西進する神農原地内の約600m区間で工事を行う。導水管はφ400oのダクタイル鋳鉄管(GX形)を延長548・8mで整備。送配水管はφ400oのダクタイル鋳鉄管(GX形)を延長613・2mで布設する。このほかφ300oの耐震GX形バタフライ仕切弁(両受)を4基と空気弁付消火栓1基を設置する。
26年度は神成と神農原の境界道路を南下する約230m区間が対象。導水管はφ400oのダクタイル鋳鉄管(GX形)を延長227・9m、送配水管はφ300oのダクタイル鋳鉄管(GX形)を延長227・5mで布設する。橋梁部導水管はφ400oのダクタイル鋳鉄管(GX形)を使用し延長4・8m、橋梁部送配水管については延長5・1mでφ300oのダクタイル鋳鉄管(GX形)を整備。このほか◇φ400o耐震GX形バタフライ仕切弁(両受)=1基◇φ400oソフトシール仕切弁=1基◇φ300o耐震GX形バタフライ仕切弁(両受)=3基◇φ75oGX形ソフトシール仕切弁(受挿)=1基◇φ150oFCD製仕切弁=1基◇φ100oFCD製仕切弁=1基◇空気弁付消火栓=1基−を設置する。
27年度は宮崎浄水場から神成までの約1500m区間において舗装本復旧工事や既設導水管撤去工事を行う。舗装本復旧工事は延長1500m、幅員4・2m、面積6300uで実施。既設導水管撤去工事はφ400oの導水管SPを対象に延長133mで行う。
導水管は下仁田町吉崎地内の鏑川左岸から取水し、南蛇井取水場を経由して宮崎浄水場へ送水しており、法定耐用年数および目標使用年数40年を経過している状況となっている。送配水管においては、食品工場などの大口需要家に配水している非耐震管が埋設されている。導水管、配水管ともに重要な管路で、災害時の優先保安用水の必要性と安定供給の確保を図るため工事を実施する。