大館市市民課は、柄沢字丸山下に移転改築する斎場に関し、建築(予定価格18億4,800万円)、敷地整備(同2億8,559万円)、電気設備(同3億6,250万円)、機械設備(同2億9,380万円)を来月14日、給水管取出(同412万円)と進入路整備(同325万円)を今月24日の開札で公告した。このうち建築の参加要件は、単体または特定JV(2または3者)で、建築一式A級、大館市内に主たる営業所などが条件。建築工事には火葬炉4基の整備も含まれている。工期は8年1月30日。
計画は、現施設が築後44年を経過して老朽化が進み、修繕費がかかり増しになっているほか、新耐震基準に適合していないことから新施設を建設するもの。新斎場は「祈りと静寂」を基調とした「終と向き合い、生きた証が感じられる斎場」をコンセプトに建設する。
新施設は、火葬部分を鉄筋コンクリート造平屋建て、待合室などを木造平屋建てとし、合計1,858.89uの規模で建設する。施設にはエントランスホール(119.35u)、待合ホール(140.4u)、待合室(4部屋、各43.5u)、告別・収骨室(4室、64.29u、61.14u、61.14u、57.98u)、お別れホール(141.21u)、炉室(199.46u)、集塵機械室(187.78u)、電気室(93.75u)、発電機室(75.02u)などを設置。待合室と火葬炉は現在と同じ4室4炉を整備する。実施設計は梓・恒谷・NAKA設計JVが担当した。
敷地整備では、造成や植栽、舗装などを実施。給水管取出しでは市道柄沢餌釣線から敷地までの延長80mに給水管を新設する。進入路整備は、敷地出入り口の前面にある中央分離帯と植栽を撤去し、右折レーンを設置する。
なお、新斎場完成後には既存施設(昭和54年建設RC1F698.13u、火葬炉4基)を解体する。
提供:秋田建設工業新聞社