国交省24年度予算の「箇所付け」を受けて、県土整備部は市町村道整備に充てる補助事業26億3800万円を各市町村に配分した。各自治体は通学路の安全対策や橋梁、トンネルといった構造物の長寿命化に取り組む。
補助事業は、交通安全対策の「通学路緊急対策」、構造物長寿命化などの「道路メンテナンス」、無電柱化推進対策―の3本柱で構成。それぞれの事業費8億4100万円、17億2900万円、6800万円を付けた。
同部道路企画課の説明によると、昨年度の18億円に比べて予算は増えているという。
通学路対策は、米子市加茂小学校前の安倍三柳線(2工区)に重点配分したほか、道路メンテナンスでは、琴浦町の八橋小通学道線・ゴリン橋を架け替える。
また、無電柱化は鳥取市の弥生橋通り・寺町工区の継続に6800万円を内示した。
このほか交付金事業は、国費9億2800万円を各市町村に配分。事業費ベースでは15億円規模となる見通し。
補助事業の主な配分は次の通り。
※通学路緊急対策8億4100万円
▼鳥取市8300万円▼米子市4億0100万円▼岩美町9000万円▼琴浦町6500万円▼南部町6300万円など
※道路メンテナンス17億2900万円
▼米子市3億4400万円▼倉吉市2億5900万円▼智頭町1億1800万円▼湯梨浜町1億0300万円▼琴浦町3億7000万円▼日南町1億1000万円など
※無電柱化推進計画事業6800万円
▼鳥取市6800万円(弥生橋通り・寺町工区)
日刊建設工業新聞