横浜市は4月9日、「旧上瀬谷通信施設公園(仮称)パークセンター1新築工事」の一般競争入札(総合評価落札方式)を公告した。WTO政府調達協定の対象。設計・施工一括発注方式を採用し、施工3〜4者と設計1者で構成するJVからの参加を求める。5月20日まで申請書類を受け付け、7月22〜24日に入札、8月8日に開札する予定。工期は2026年12月28日まで。予定価格を46億4600万円と見積もり、事前公表した。
旧上瀬谷通信施設(瀬谷区瀬谷町)の跡地を活用して整備する新たな公園施設として、2棟のパークセンターを建てる計画。このうち、1棟の建築工事をスタートする。
規模は木造(CLT構造)一部鉄筋コンクリート造・鉄骨造平屋約3900平方b。
基本設計をまとめる梓設計・金子設計JVが建築確認申請までを行い、実施設計と建築工事を落札者が担う。
入札参加資格をみると、施工者は市の有資格者名簿(工事関係)で「建築」に登録があり、建築工事業の特定建設業許可を保有していることなどが条件。JV構成員ごとの経営事項審査総合評定値(建築一式)は▽代表構成員1250点以上▽2位構成員1150点以上▽3〜4位構成員900点以上―とした。
設計者には、有資格者名簿(設計・測量等関係)の「建築設計(監理含む)」に登録がある1級建築士事務所であることなどを求めている。設計と施工を兼ねることも可能。
27年開催の花博でテーマ展示を行う施設として一時的に使用する方針。市がスケルトンで建築し、仮設内装・設備などは運営主体の2027年国際園芸博覧会協会が発注する。花博が閉幕して協会が仮設を撤去した後、パークセンターとしての整備に必要な工事を市が別途発注する予定となっている。
提供:建通新聞社