日本工業経済新聞社(埼玉)
2024/04/09
【埼玉】久喜宮代衛生組合の24年度予算、久喜宮代・八甫清掃センター解体の調査費
久喜宮代衛生組合(管理者=梅田修一久喜市長)の2024年度予算が分かった。予算総額は、前年度比35・3%減の31億4796万円。久喜市が新たなごみ処理施設を建設することに伴い、現在の久喜宮代清掃センターと八甫清掃センターの解体へ向けた調査測量委託費を計上した。
同組合は3カ所の清掃センター(久喜宮代・八甫・菖蒲)を管轄している。いずれも老朽化が進み、久喜市が3施設を統合する新たなごみ処理施設を整備中だ。建設地には、菖蒲清掃センターが立地する敷地と周辺を充てる計画で、市側が解体する。
新ごみ処理施設の整備に伴い、ほか2施設(久喜宮代・八甫清掃)も解体する。解体の準備までを組合側が手掛ける。
24年度は2施設の調査測量に着手。施設ごとにそれぞれ同額の調査測量委託費(4310万9000円)を組み込んだ。解体設計(25年度以降に実施予定)までを組合側で担当する。
設計を終えた後、新ごみ処理施設の整備が完了する26年度末をもって組合は解散する予定。27年度以降、市側が両センターを解体する。
24年度予算では解体までの間、3施設の機能を維持するための修繕費も確保した。
久喜宮代には▽ごみ焼却施設修繕費2億53万円▽粗大ごみ処理施設修繕費5754万6000円、八甫では▽粗大ごみ処理施設修繕費1876万8000円、菖蒲には▽ごみ処理施設修繕費1億3531万4000円など――を充当している。