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建設新聞社
2024/04/09

【東北・岩手】平野組の設計・施工/DPL岩手金ケ崎Uの建設

 大和ハウス工業(大阪市北区梅田3の3の5 芳井敬一代表取締役社長)は、金ケ崎町の岩手中部(金ケ崎)工業団地内に「DPL岩手金ケ崎」に続く2棟目のマルチテナント型物流施設「DPL岩手金ケ崎U」を建設する。8日には設計・施工を担当する平野組の主催により現地で地鎮祭を行った。今月15日に着工し、来年6月末の竣工、7月からテナントの入居開始を予定している。
 同社は県内のマルチテナント型物流施設がほぼ満床稼働となっていることや、物流業界の「2024年問題」により北東北への配送拠点となる賃貸倉庫の需要などが高まっている状況を踏まえ、21年1月に岩手中部工業団地内となる金ケ崎町西根森山3地内の約8万平方bの敷地を取得した。
 このうち約3万6500平方bにはS造平屋建て、延べ2万0308・31平方b(賃貸面積2万0114・83平方b)の「DPL岩手金ケ崎」を22年に建設。現在は満床稼働となっている。
 今回は、物流施設へのさらなる需要拡大に対応するため、残る敷地にS造平屋建て、延べ2万0239・29平方b(賃貸面積2万0012・59平方b)の「DPL岩手金ケ崎U」を建設する。
 内部は約1万3000平方bと約6900平方bに区画分けし、最大2テナントの利用を想定。自動車関連産業や半導体、生活用品関連業などの入居を見込んでいる。総事業費は約40億円。
 地鎮祭には関係者約20人が出席。大和ハウス工業北東北支店の更科雅俊執行役員建築事業本部長が鍬入れ、平野組の須田光宏代表取締役社長が鋤入れを行い、関係者が玉串を捧げ安全を祈願した。
 更科本部長は「2024年問題がクローズアップされている。この施設がテナントさんの課題解決の一助となれば」と話した。
 平野組の須田社長は「これまで岩手金ケ崎、花巻とDPLの建設に携わってきた。これまで以上の良いものを提供したい」と述べ、夏堀由輔現場代理人は「1年以上の長丁場となるが周辺の交通にも気を配り、安全に工事を完了させたい」と意気込みを語った。

 提供:建設新聞社