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建設経済新聞社
2024/04/09

【京都】宇治田原町都計審でマスタープラン改正 宇治田原山手北線など追加

 宇治田原町はこのほど、都市計画審議会を開催し、都市計画区域マスタープランの改正について可決した。
 令和4年改正の都市計画マスタープランに合わせ、現行の都市計画区域マスタープランを修正するもの。主に新名神高速道路の全線開通の見通しや現状を反映し、方針の修正・追加を行う。
 都市施設の方針では、交通施設について、幹線道路の整備における現況と目標を修正。整備率は平成27年においては約13%で、令和17年の目標を35%とし整備を進める。おおむね10年以内に実施予定の事業に、(都)宇治田原山手北線と(都)宇治田原工業団地線を追加。そのほか、新名神高速道路、国道307号、(都)宇治田原山手線及び(府)宇治木屋線が引き続き予定事業となっている。
 下水道については、汚水処理の効率化を図るため、宇治田原町単独公共下水道の計画に基づいていたものから、木津川流域下水道への編入を進める計画へ変更。整備水準の目標を、流域下水道への編入にあわせて変更し、令和17年の整備目標を100%とする。
 河川についての基本方針では、河川環境の整備に加え、景観に配慮した良好な水辺空間の創出を図る。おおむね10年以内に実施予定の事業として、一級河川糠塚川の河川改修事業を追加した。
 変更案では、区域内に工業地、役場付近に業務地を追加。また宇治田原インター(仮称)から国道307号線への道が新たに追加された。
 今後の都計審は、計画に変更があれば地元説明会を経て案を作成し、都計審で諮問・答申を行った後、府と法定協議し、決定・告示する予定。