概算事業費は約50億規模 校舎は5・8千平方b程度 白石町は、白石地域新設小学校基本構想(案)を策定した。基本構想(案)では、総合評価が高かった建設候補地の施設配置などが明らかとなった。概算事業費は、本基本構想で目安として定めた施設規模で約50億円を想定している。
白石地域新設小学校では、白石、六角、須古、北明小学校の4校を1校に再編する。学校の位置は適地を検討し、新たに用地を取得して新築する。2027年度に「新しい学校づくり準備委員会」を設置し、開校は30年4月を目指している。
新設小学校に必要な敷地面積は、先行事例や機能の必要規模を踏まえて、4万平方b程度を目安とし、施設においては▽校舎(平屋建て)5800平方b▽屋内運動場(バスケットボールコート2面)1500平方b▽プール(6コース程度)900平方b▽放課後児童クラブ700平方b―の小計8900平方bとしている。また、屋外では▽屋外運動場(200bトラック)9000平方b▽駐車場(普通乗用車200台程度)6000平方b▽スクールバスロータリー(バス駐車場含)2500平方b▽通路・植栽その他屋外8600)平方b▽調整池(水深1b)5000平方b―の小計31100bを想定している。
建設候補地として、再編対象である小学校敷地、中学校に隣接する土地、町役場や総合運動場に隣接した土地など5箇所を選定した。総合評価値が最も高い候補地は、白石地域の中心寄りに位置する大字遠江の白石中学校に近い土地とし、その土地において施設配置や土地利用の計画(案)を検討している。具体的な配置などは基本計画で行うとしている。
本事業は現在、基本計画を策定中で、24年6月下旬頃に策定完了を見込んでいる。今後のスケジュールとして、同6月に造成設計業務および建築設計業務を発注。25年12月頃に造成工事を発注する予定だ。また、建築工事およびグラウンドその他外構工事は27年の9月から12月頃に発注を予定している。
同町は、今後検討する基本計画等において、用地取得面積や各施設規模を確定させていくとし、物価変動を考慮しつつ概算事業費などの見直しも行うとしている。