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北陸工業新聞社
2024/04/09

【石川】全体を3区域に分け解体へ/金沢市美大旧キャンパス/第2四半期以降、順次発注

 金沢市は、金沢美術工芸大学旧キャンパス(小立野5丁目11番1号)の解体工事について、全体を3区域に分け、2024年度の第2四半期以降に順次、発注する。
 発注予定案件は次のとおり(工事名、概要、期間、発注時期の順/いずれも一般競争入札)。
※旧金沢美術工芸大学解体工事
◇その1 解体工一式 540日 第2四半期
◇その2 解体工一式 540日 第2四半期
◇その3 解体工一式 540日 第3四半期
 解体対象の建物は▽本館棟RC造4階建て延べ9080・63平方メートル(竣工/1972年9月)▽図書館棟RC造一部S造3階建て延べ2224・83平方メートル(同〈2000年3月に一部増築〉)▽体育館棟RC造一部S造3階建て延べ3904・31平方メートル(1972年9月)▽大学院棟RC造3階建て延べ3366・85平方メートル(80年4月)▽研究所棟RC造4階建て延べ3364・70平方メートル(86年9月)▽ホール棟SRC造一部地下1階付2階建て延べ1331・01平方メートル(同)▽工芸実習棟RC造3階建て延べ3610・19平方メートル(92年10月)−などで、総延べ床面積2万7953・21平方メートル。敷地全体面積は5万4839・45平方メートル。
 市では、美大旧キャンパス周辺の安全性を確保するため、敷地内の埋蔵文化財調査を経て、今秋以降、施設群の解体に取り掛かる。期間は26年度までの3カ年事業で、当初予算には同跡地整備事業費として総額21億1220万円(うち現計3億220万円、債務負担18億1000万円)を盛り込んだ。なお、同跡地に関しては、地元の意見を聞きながら、金沢大学への売却に向けた手続きを進めていく構えだ。
 解体実施設計は土倉建築事務所が担当した。

hokuriku