京都府は、亀岡市西別院町神地において、農地中間管理機構関連農地整備事業に新規着手。担い手への農地の集積・集約化を進めるとともに、観光農園を導入し、地域の発展を図る。
土地利用の状況は、水田11・1f、普通畑0・1f、道水路1・7f、雑種地0・4fの計13・3f。神地川、水谷川、湧水及び既設水路2ヵ所の計11ヵ所から取水し、農地を灌漑している。ほ場は中山間地で、急勾配の小区画となっている。
地区外周に主要道路(国道423号及び市道犬甘野神地線)が配置され、これらの道路から地区に進入する形。地区内を縦断する南北の幹線道路と位置付けられるような道路もなく、配置されている農道(全幅1・0〜2・0m、延長4・4q)も局所的であり、ほ場へは田畑間の畦畔を利用した進入が多くなっている。
農地中間管理機構関連農地整備事業のほ場の区画整理により、水田8・2f、普通畑0・1f、道水路5・0fの計13・3fとする。
道路計画(舗装は砂利)によると、▽第1号道路…幅員4m×延長1234m(国道に取付、市道に取付)▽第2号道路…幅員4m×延長56m▽第3号道路…幅員4m×延長72m▽第4号道路…幅員4m×延長586m▽第5号道路…幅員4m×延長92m▽第6号道路…幅員4m×延長99m▽第7号道路…幅員4m×延長136m▽第8号道路…幅員4m×延長55m▽第9号道路…幅員4m×延長40m▽第10号道路…幅員4m×延長53m▽第11号道路…幅員4m×延長398m▽第12号道路…幅員4m×延長281m(市道に取付)▽第13号道路…幅員4m×延長86mで合計3188m。
8・3fの区画整理を実施。区画形状は(水田)長辺100m×短辺20mが7・6f、長辺100m×短辺30mが0・6f、(畑)長辺100m×短辺20mが0・1f。
用水路は、▽第1号用水路60m(UF250)▽第2号用水路321m(UF250)▽第3号用水路271m(UF350)▽第4号用水路72m(UF250)▽第5号用水路199m(UF350)▽第6号用水路113m(UF250)▽第7号用水路41m(UF250)▽第8号用水路161m(UF250)▽第9号用水路55m(UF250)▽第10号用水路177m(UF250)▽第11号用水路253m(UF250)▽第12号用水路61m(UF250)▽第13号用水路149m(UF250)▽第14号用水路42m(UF250)▽第15号用水路42m(UF250)▽第16号用水路237m(UF250)▽第17号用水路219m(UF350)▽第18号用水路143m(UF350)▽第19号用水路47m(UF300)▽第20号用水路126m(UF300)▽第21号用水路87m(UF300)▽第22号用水路81m(UF300)と、▽第1号用排水路24m(UF250)▽第2号用排水路79m(UF560)▽第3号用排水路35m(UF600)▽第4号用排水路43m(UF600)▽第5号用排水路230m(UF350)▽第6号用排水路96m(UF250)で合計が3464m。
排水路は、▽第1号支線排水路136m(大型フリューム)▽第2号支線排水路164m(大型フリューム)▽第3号支線排水路35m(BF550)▽第4号支線排水路68m(大型フリューム)▽第5号支線排水路116m(大型フリューム)▽第6号支線排水路71m(3AP)▽第7号支線排水路89m(大型フリューム)▽第8号支線排水路70m(BF300)▽第9号支線排水路220m(大型フリューム)▽第10号支線排水路259m(大型フリューム)▽第11号支線排水路85m(BF250)▽第12号支線排水路57m(3AP)▽第13号支線排水路53m(大型フリューム)▽第14号支線排水路127m(大型フリューム)▽第15号支線排水路68m(BF450)▽第16号支線排水路31m(BF250)▽第17号支線排水路69m(大型フリューム)▽第18号支線排水路53m(3AP)▽第19号支線排水路19m(BF250)▽第20号支線排水路65m(3AP)▽第21号支線排水路57m(3AP)▽第22号支線排水路52m(BF250)。
暗渠排水(吸水渠)は、PE65o×885・7m。
環境との調和への配慮では、植物等には表土扱いや周辺環境への移植などの植生の維持保全に努める。魚類等については工事期間の配慮や、近隣生息環境への移植、生息環境の保全に配慮した水路整備等を行い、生態系の維持に努める。
南丹広域振興局は、令和6年度に工事着手、10年度に工事完了を予定する。
総事業費は7億円を見込む。内訳は整地工2億円、道路工3200万円、用水路工8900万円、排水路工2億5300万円、暗渠排水工300万円、測量試験費9600万円、用地買収・補償費400万円、換地・確測費2300万円。