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滋賀産業新聞
2024/04/08

【滋賀】米原市 JR米原駅のリニューアル

 米原市は、JR米原駅に整備されている「東西自由通路」が老朽化により大規模改修が必要であるとして、自由通路の改修を含めた米原駅のリニューアルを計画。このほど24年度当初予算に米原駅自由通路修繕計画の策定業務委託料1800万円を含めた米原市自由通路維持管理事業費を計上した。今のところ24年度第2四半期をメドに策定業務を発注公告しコンサル委託、24年度末にも改修計画を策定した後、25年度にかけてJR東海・JR西日本との協議を進め、26〜27年度の実施設計を経て順調にいけば28年度にも改修整備の初弾工事を発注・着工し、30年度までの3ヵ年で改修工事を完了し、供用開始したい考えだ。
 24年度当初予算に措置したのは、新規の米原駅自由通路改修計画策定業務委託料1800万円をはじめ、自由通路維持管理業務委託料(エレベーター3基・エスカレーター6基の保守点検、自由通路清掃等)1590万円、修繕料(自由通路損傷修理、照明)170万円等を含めた米原駅自由通路維持管理事業費の総額4269万1千円。
 「米原駅東西自由通路」は、米原地先のJR米原駅構内の東海道新幹線上空部に、駅東西を結ぶ形で建築されているS造の施設。施設は東口エントランスや在来線部自由通路、新幹線部自由通路、西口エントランス部などで構成。
 東西自由通路の整備年度は80年頃で半世紀近くが経過し、各所で経年劣化により機能に支障をきたしている。市では必要となる大規模な改修を行うと共に、東口・西口エントランス部やJR在来線駅前自由通路を改修し、滋賀の東の玄関口として米原駅のリニューアルも目指す考え。
 現時点での各所の具体的な課題・整備方針は、東口エントランス部と西口エントランス部については屋根の雨漏れが発生しており修繕を行うことが必要。在来線部自由通路は仮設舗装を景観舗装へと改修する。新幹線部自由通路は、劣化した外壁・内装・屋根・床の改修を行う方針。
 24年度、7〜9月にも米原駅自由通路修繕計画について策定業務を発注・委託し年度内にも計画策定を経て25年度にかけてJR側との協議を実施、26年度から2ヵ年で実施設計をまとめ28年度改修工事に着工し、30年度完了させたい方針。

提供:滋賀産業新聞