天城町の2024年度当初予算が明らかになった。一般会計の総額は66億2319万1000円で、前年度当初比0.3%(1666万9000円)のマイナス。名須C団地の建て替えでB棟に着手するほか、B&G海洋センターのプール改修も計画。道路関係では、平和東線ほか3路線の改築や舗装修繕などに取り組む。
年次的に進める名須C団地の建て替えで、B棟(1棟6戸)の建設に1億7000万円の工事請負費を編成。建物規模はW造2階建約340uを見込む。住宅関係では、塩満団地(2棟8戸)の外壁改修や屋上防水、浄化槽の整備も予定する。各棟の建物規模は、RC造2階建約250u。
B&G海洋センターのプール施設改修は、プールの温水化に伴うもの。1億3200万円の工事請負費を充て、機械設備の導入などを行う。施設内部には体育館も備え、プール部分のみの屋根改修も計画する。構造や階層はS造平屋一部2階建て。
道路関係では、平和東線(L180m)や前野岡前横断線(L20m)の改築にかかる工事請負費を配分。名須3号線や美笠6号線では、それぞれ改築に向けて測量設計や用地取得に入る。舗装修繕は工事請負費に、1億10万円を予算化し、松原浅間海岸線(L200m)や金久当部線(同)ほか5路線で推進する。
このほか、新給食センターの整備に実施設計の委託料3500万円を計上。防災関連施設として活用するため老人福祉センターの内外部改修(工事請負費7300万円)や実施設計(委託料700万円)も見込んでいる。防災行政無線の再整備に向けた基本構想や実施設計、総合運動公園の野球場スタンド整備(工事請負費4890万円)なども計画している。