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滋賀産業新聞
2024/04/04

【滋賀】県建築課 八幡工業高校の改修(第2期)

 県土木交通部建築課は、近江八幡市にある八幡工業高校で計画している改修事業について、今年度当初予算に第2期工事に係る事業費約1億円を計上。発注準備を急ぎ、4〜5月頃の公告を目指す方針だ。
 主な工事内容は、▽機械科実習棟・鋳造・鍛造実習棟(S造平屋建)外壁改修工事▽板金実習棟(S造平屋建)外壁及び屋根塗装改修工事▽建築科棟(RC造3階建)外壁及び屋上防水改修工事▽セミナーハウス(S造2階建)外壁及び屋根塗装改修工事―など。これらの各種工事に加え、電気・設備工事一式を一括で業者選定する方針。工期は25年3月までを予定し、4月からの供用開始を目指していく。
 発注方式は、事後審査型一般競争入札が有力視されている。
 なお、設計は丸山建築事務所(大津市)が担当している。
 同事業は、老朽化が著しい高校内にある各施設を適正に改修し、施設長寿命化を図ることで安全な教育環境を整えることを目的とした事業の一環として実施するもの。工事は2期に分け、▽本館棟・特別教室棟・普通教室棟(RC造3階建)屋上防水改修工事▽体育館(RC造平屋建)外壁及び屋根改修工事―を含む第1期工事は、「八幡工業高校体育館外壁改修その他工事」として、ヤマタケ創建(竜王町)が1億0380万円で落札した。
 県は、昭和40年代から50年代後半(生徒急増期)に整備された学校施設の老朽化対策には多額の費用を要することから、過年度に老朽化対策や学習環境質的改善として、「事後保全」から「予防保全」への転換を図り、施設の長寿命化を進めると示している。今回の事業もその一環として行われるもので、コスト縮減や財政負担の平準化を図りながら実施していく。

提供:滋賀産業新聞