京都府は、国の補助事業として、府北部の伊佐津川、竹野川において大規模特定河川事業に新規着手する。
伊佐津川は、舞鶴市内の住宅密集地を流下する2級河川だが、流下能力が低く、平成16年10月の台風第23号、平成25年9月の台風第18号により甚大な浸水被害が発生した。
近畿地方整備局は、令和6年度予算に伊佐津川水系伊佐津川大規模特定河川事業として事業費2000万円を計上。同事業により、河口付近の河道掘削を集中的に実施し、早期に地域の安全性の向上を図る。整備計画は1/50確率。
令和6年度は大和橋付近、7年度以降は上流の高砂橋付近までの河道掘削を予定。
もう一方の竹野川は、京丹後市内を流下する2級河川だが、流下能力が低く、平成16年10月の台風第23号では、甚大な被害が発生した。
近畿地整は、令和6年度予算に竹野川水系竹野川大規模特定河川事業として事業費3600万円を計上。同事業により、河道掘削、護岸工等を集中的に実施し、早期に地域の安全性の向上を図る。整備計画は1/10確率。
令和6年度は河道掘削、護岸工を予定。