福井県は、土木工事にかかる書類作成マニュアルを改定し、4月1日から運用を開始した。
工事関係書類の削減と簡素化が目的で、工事検査等の省力化を目指す。
具体的には、中間前払金の認定を請求する際、従来は添付書類として工事進捗の写真が必要だったが、今改定では写真の手間を省き、「工事履行報告書のみ」で十分と、変更することとした。
中間前払金とは、当初の前払金に加え、さらに20%以内の工事代金を受け取ることができる制度。建設企業には、工期を半分過ぎた段階で、必要な資金を確保することができ、スムーズな工事進捗に役立っている。