多賀町は、高齢者が社会で活躍・貢献する受け皿として、久徳地先の多賀町中央公民館の敷地の一部に公民館の別棟として「多賀町シルバー人材センター」事務所の新築を計画し、先ごろ24年度当初予算に施設整備に係る事業費5150万円を措置。23年度は事務所の建築設計業務を委託し完了しており、24年度6月頃の町議会契約議決を見据え4〜5月頃にも事務所建築工事について発注公告し契約から着工、24年度末までの完了から25年度にも供用開始したい考えだ。建築工事は一般競争入札となる見通しで電気設備工事・機械設備工事の分離発注については今後、精査し決定するため現時点では決まっていない。
24年度当初予算には、高齢者雇用安定法に基づき、高齢者が社会で活躍・貢献する受け皿としての役割を果たす多賀町シルバー人材センターの事務所建設を行うための高齢者就業施設整備事業費5150万円を措置。
23年度は多賀町シルバー人材センター事務所建築設計業務をA.SITE(多賀町)に委託し(23年10月27日開札)、建築設計業務を3月29日までの期間で行い完了している。新築するシルバー人材センター事務所は構造未定で平屋建、床面積は約300平方b弱で、内部は事務室や物置など。
建築予定地は南側隣接地で24年度完了に向け公園施設「(仮称)結いの森公園」の整備工事を進めている多賀町中央公民館「多賀結いの森」の敷地内の、アスファルト舗装された公民館用駐車場の一部となる町有地。
多賀町のシルバー人材センターの事務所は当初、町役場の建物内に設けられたが利用者の近江鉄道駅からのアクセスなどを考慮し、80年に開館した多賀地先の「多賀町勤労者体育センター」に移転。空き部屋等を活用し事務所に利用してきたが、老朽化などで19年に勤労者体育センターが閉館となり使えなくなったため、町では代替となる施設の確保を検討してきており、町中央公民館の既存駐車場の一部を活用し新築整備することとなった。
提供:滋賀産業新聞