横浜市は、東部方面斎場(仮称)新築工事の施工者を大成・松尾・渡辺JVに決めた。3月6日にWTO政府調達協定の対象となる一般競争入札(簡易型総合評価落札方式)を開札し、唯一の応札者だった同JVが111億9790万円で落札。4月1日に仮契約を結んだ。市会の承認を得て着工し、延べ床面積約2万2000平方bの新たな斎場を2026年12月15日までの工期で完成させる。
建設地は鶴見区大黒町18ノ18。斎場の規模は鉄筋コンクリート一部鉄骨造地下1階地上4階建て延べ2万2804平方b。
当初は23年8月に公告したが、工事価格の高騰により応札金額が予定価格の95億0600万円を大きく超過。これを受けて23年度12月補正予算で関連事業費として新たに30億円を増額し、再公告した。
事後公表した今回の予定価格は115億3000万円、調査基準価格は109億5350万円(設定率95%)。大成・松尾・渡辺JVの落札率は97・1%だった。
基本・実施設計は石本建築事務所(横浜市中区)が手掛けた。火葬炉築造工事は宮本工業所(富山市)が、設備工事のうち電気設備を東洋・神電・小保JV、地中熱設備を川本工業が担当。
また、24年度の第2四半期に発電機設備工事と電気通信設備工事を、第4四半期に昇降機設備工事を発注する見込みだ。
提供:建通新聞社