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建設新聞社
2024/04/01

【東北・青森】WTOの建築は西村組/弘前大データヘルス社会実装研究C新営

 弘前大学は、「弘前大学(本町)データヘルス社会実装研究センター(仮称)新営その他工事」について3件分離で入札した結果、建築(WTO対象)が全社辞退による不調で見積合わせの結果、9億2700万円で西村組(青森県弘前市)。両設備工事も不落となり随契に移行し、電気設備が3億6400万円で弘鉄電気工事(弘前市)、機械設備が1億7500万円で管電工業(青森県黒石市)にそれぞれ決定した。予定価格は建築が9億3745万円、電気設備が3億6712万円、機械設備が1億7790万円。
 入札者は、電気設備が弘鉄電気工事、洋電社、ミワ電工。機械設備は管電工業のみ。建築の見積もり先は西村組、マルノ建築設計、弘新建設。
 弘前大学は、産学官金民連携による「健康科学・well―being研究」を推進する活動拠点として、データヘルス社会実装研究センター(仮称)の整備を立案。スマート健診開発やデータ駆動型の社会変革研究により、研究成果の社会実装を加速するための場として利用するとしている。
 建設場所は、青森県弘前市在府町5地内にある医学部棟北側の駐車場。ここにS造4階建て、延べ2827平方b(医学部棟とつなぐ渡り廊下90平方bを含む)の同センターを建設。1階には、スマート健診開発スペースなど、2階に健康・医療データサイエンス研究センターなど、3〜4階にオープンラボなどを配置する。いずれも工期は3月29日までとしていたが、承認を得て延長予定。
 なお、建築の設計は教育施設研究所、電気・機械設備設計はオヤマツ設計事務所(新潟市)が担当した。

 提供:建設新聞社