県土整備部は3月28日、公共工事の実施設計に活用する「土木工事実施設計単価」を全面改定した。今10日以降の調達公告から適用する。
主な変動資材は、砕石関係が上昇しており、東部と中部のクラッシャーランは5・6%〜13・5%、コンクリート用骨材も11・9%〜20・5%値上がり。また、山土各種は、県内全地区で13・9%〜32・0%アップと上昇幅は大きい。
併せて、同部は「土木工事市場単価」「土木工事標準単価」も見直した。
今回の改定単価は、建設物価調査会の建設資材価格調査報告書(月例報告)による実勢単価、「建設物価(4月号)」をもとに設定した。
主な改定内容は次の通り。
▼粒度調整砕石各種(東部・中部地区)=1立方b当たり200円〜500円上昇(5・3%〜12・8%)▼クラッシャーラン各種(東部・中部地区)=1立方b200円〜500円上昇(5・6%〜13・5%)▼単粒度砕石4号30〜20(東部地区)=1立方b当たり300円〜500円上昇(5・9%〜10・0%)▼コンクリート用骨材砕石20―5_(東部・中部地区)=1立方b当たり500円〜800円上昇(11・9%〜20・5%)▼割栗石50―150_(東部地区)=1立方b当たり500円上昇(9・6%〜10・0%)▼山土各種(全地区)=1立方b当たり532円〜1064円上昇(13・9%〜32・0%)▼アスファルト再生砕石各種(中部・西部地区)=1立方b当たり180円〜1200円上昇(3・5%〜15・8%)▼グレーチング各種=1枚当たり1100円〜2万1000円上昇(10・0%〜15・5%)▼コンクリート積ブロック各種(西部地区)=1平方b当たり500円上昇(7・0%)
日刊建設工業新聞