UR都市機構東日本賃貸住宅本部は、浜見平団地(茅ケ崎市)の3街区、2万5647平方bを購入して一戸建て住宅や緑道などを整備する事業者を2段階一般競争入札で選定する。募集・申込要領を4月15日まで配布する。事業計画や入札書といった書類の提出期間は6月24〜25日。申込者の経営状況や事業計画を審査した上で競争入札の参加者を7月24日までに選定。同月30日に開札する。
対象物件はJ街区(1万4315平方b)とJ―2街区(923平方b)、K街区(1万0409平方b)の3街区。浜見平地区地区計画の指定区域内にあり、建ぺい率60%、容積率150%、建築物の敷地面積の最低限度145平方b。
事業計画の条件によると、J街区とK街区には一戸建て住宅を整備することが必須となる。任意用途は事務所(店舗)併用住宅や集会所、診療所など。賃貸住宅や宗教施設は建設できない。分譲集合住宅はJ―2街区のみで建設が可能となる。
道路関連では、団地の外周を流れる分流式公共下水道「松尾川雨水幹線」に沿って緑道を整備する。暗渠となっている同雨水幹線の上部に幅員2bの植栽帯を設置。ソメイヨシノが植えてある箇所は桜並木にふさわしい空間の整備を求める。
J、K街区では街区内を通り抜けることができる道路を新設する。幅員は6b以上。この他、J、K街区の境界にある区画道路6号線を拡幅し、幅員2b以上の歩道を整備する。茅ケ崎市の浜見平特別景観まちづくり地区の景観形成基準に基づき、電線類は地中化しなければならない。
選定を受けた事業者は9月5日までにUR都市機構と土地譲渡契約を締結。引き渡しから7年以内に建築物と緑道の整備を完了する必要がある。
提供:建通新聞社