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西日本建設新聞社
2024/04/01

【熊本】電気の首位交替 県23年度経審に基づく完工高順位

 熊本県の2023年度経営事項審査結果に基づく完成工事高(直近2〜3年平均)順位によると、主要5業種のうち、電気のトップが交替した。10億円以上は、土木49社(6社減)、建築42社(2社増)、電気13社(1社減)、管5社(2社増)、舗装1社(前回と同じ)。総合は14年連続のSYSKENで、2位は5年連続のシアーズホーム、3位に前回5位の前田産業が入った。100億円以上はこの3社で、10億円以上は14社増の166社となった。(審査基準日=22年10月1日〜23年9月30日)
 土木の1位は、2年連続の味岡建設で40億5322万円、前回より7億1898万円増え、唯一の40億円台となった。2位と3位は順位が入れ替わり、2位が丸昭建設36億9757万円、3位が今建重機31億7996万円。上位10社のうち9社は前回と同じ顔ぶれで、前回11位の中山建設が4位に入った。上位10社中8社が前回完工高を上回った。
 建築は6年連続でシアーズホームがトップ。14億円ほど伸ばし181億8262万円となった。2位の雄健工業も6年連続で、87億9518万円。3位は2年連続のLibWork85億3905万円。上位10社は前回まで4年連続で同一メンバーだったが、10位と11位が今回入れ替わり、新産住拓が10位に入った。3年連続で10位までが50億円以上となり、8社が前回完工高を上回っている。2年連続で減少していた10億円以上は増加に転じ、2社増の42社となった。
 電気は、31億5771万円の不二電気工業が前回3位から首位となった。飯塚電機工業は30億1975万円で2年連続の2位。前回首位のSYSKENが3位。白鷺電気工業の4位、電盛社の5位は前回と同じ。上位10社全てが前回と同じメンバー。完工高が前回を上回ったのは4社にとどまった。
 管の首位は、5年連続の飯塚電機工業で13億7193万円。2位は前回8位の出田産業で13億3844万円。3位は前回2位の新星で13億541万円。前回11位の熊本総合設備が10位に入った。10億円以上は2社増の5社となったものの、上位10社中、前回完工高を上回ったのは、5業種で最も少ない3社。
 舗装は、1位から3位まで前回順位と同じ。1位は5年連続で興亜建設工業12億6423万円。2位も5年連続で熊本ニチレキ9億5497万円、3位は2年連続で高木建設7億1534万円。上位10社中、6位から10位までの5社が入れ替わり、6位にむつみ建設工業(前回11位)、7位に中山建設(同12位)、8位に矢部開発(同13位)、9位に東築建設(同15位)、10位に日章工業(同18位)が入った。上位10社中、前回完工高を上回ったのは8社。
 5業種以外で首位が替わったのは、プレストの前川建設(前回6位)、屋根のトリカイ(同3位)、しゅんせつの住吉(同2位)、塗装の静岡塗装組(同2位)、造園のタケウチ(前回2位)、さく井のタツミ工業(同2位)、消防施設のホリタシステム(同2位)など。
 総合は、282億9366万円のSYSKENが14年連続の首位となった。前回、27億円ほど増加し初めての300億円台となっていたが、約19億円下回った。2位は5年連続シアーズホームで、約14億円増の187億3311万円。3位は前回5位の前田産業101億4821万円で、100億超は1社増え3社となった。4位は雄健工業(前回3位)、5位はLibWork(同7位)、6位は吉永産業(前回と同じ)、7位は西部電設(同35位)、8位は岩永組(前回と同じ)、9位は光進建設(同4位)、10位は小竹組(同9位)。
 10億円以上は、前回8社減の152社だったが、今回、14社増の166社と増加に転じた。(記事中の金額は千円以下切り捨て)

提供:西日本建設新聞社
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