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日本工業経済新聞社(群馬)
2024/03/29

【群馬】泉沢大橋の上部工を24年度第1四半期に公告


県上信自動車道建設事務所は、東吾妻町泉沢地内から新巻地内で建設を進めている泉沢大橋で、2024年度に上部工の架設を計画している。早ければ第1四半期中に条件付き一般競争入札での公告を見込む。実施区間や高欄工などを分割しての発注となる。設計は三井共同建設コンサルタント(東京都品川区)が手掛けた。
泉沢大橋は泉沢川に架かる鋼4+鋼3径間連続非合成鈑桁橋で、規模は橋長322m、幅員は11・49mとなる。
上部工は1号橋と2号橋に分けられており、いずれも鋼コンクリート合成床版、工場制作しトラッククレーンで架設する。また、高欄は景観に配慮した透過性の半壁鋼製高欄となる。
1号橋はA1およびP1〜P4に架かり、床版はコンクリート量591立方mを使用し、面積は2191uの規模。主桁の桁長は189・7mで3本架設する。主桁は桁高2・9m、上幅0・61m、下幅0・67mで制作し、全体の重量は約534tとなっている。また、支承工として、P1〜P3へ9個の固定ゴム支承、A1およびP1〜P4へ6個の稼働ゴム支承を取り付けする。高欄は鉄筋量16t、高さ0・5m、延長400mの規模。コンクリートボリュームは102立方mとなっている。また、延長48mで高さ1・4mの投物防止柵を設置する。
2号橋はA2およびP4〜P6に架かり、コンクリート量404立方mを使用し、床版面積は1501uとなる。主桁の桁長は130・15m、全体の鋼重は約321tで、桁数は3本。桁高2・5m、上幅0・5m、下幅0・52mで整備する。支承工はP5〜P6へ6個の固定ゴム支承、A2およびP4〜P6で6個の稼働ゴム支承を据え付ける。高欄は鉄筋量11t、高さ0・5m、延長296m、コンクリートボリュームは71立方mとなっている。また、高さ1・4mの投物防止柵を延長84mで整備する。
下部工はA1およびP1が未発注であり、早ければ24年度第1四半期に工事を発注する。
吾妻東バイパス2期工区は、箱島インターチェンジから植栗・中之条インターチェンジまでを結ぶ延長約6700m、幅員10・5mの新設道路。2014年度に事業を開始しており、29年度の完了を見込んでいる。