建設新聞社
2024/03/29
【東北・青森】鹿島が最優秀提案事業者/ECI立佞武多の館大規模改修
五所川原市は、「立佞武多の館大規模改修工事設計技術協力業務」の委託先選定へ、簡易公募型プロポーザルを行い、鹿島を最優秀提案事業者に選定した。総合評価点は90・3点(100点満点)。
プロポーザルには同社のみが参加。今月25日に選定委員会を開催し、28日付けで結果を公表した。4月上旬の契約締結を予定している。
五所川原市大町506の10地内にある同施設は、2004年4月にオープンした市を代表する観光施設。RC(地下部分)およびS造地下1階地上7階建て、延べ7598・20平方bの施設内には、高さ22bの大型立佞武多を設置した多目的ホールをはじめ、物産コーナーや展望レストランなどが設置されている。17年度には6階にあるレストランの改修工事を行っているが、施設全体の老朽化が著しいことから大規模改修を立案した。
今回の業務内容では、@設計全般に対する技術検証・技術提案A施工計画の検討・提案Bスケジュール管理支援、工事工程の検討・提案Cコスト管理支援D採択された技術提案に係る図面作成―などを実施する。
同市は2月27日、立佞武多の館大規模改修実施設計業務を8000万円でINA新建築研究所と随意契約しており、履行期限の12月25日を待って、施工予定者から積算見積書を徴取し、11月下旬にも工事請負契約を締結する。
工事概要は、建築工事および特殊機構工事、電気設備工事、機械設備工事、外構工事で、工事参考額は20億円(税込み)を見込んでいる。25年4月の着工、26年6月下旬の竣工を目指す。
提供:建設新聞社