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北陸工業新聞社
2024/03/29

【富山】集約化で生産性高い建物に/北銀アルプスビル別館地鎮祭/富山市東田地方町/26年5月竣工へ安全祈願

 ほくほくフィナンシャルグループの北陸銀行(中澤宏代表取締役頭取)が計画の「北陸銀行アルプスビル別館増築工事・アルプスビル電算棟改修工事」地鎮祭が28日、富山市東田地方町1丁目の建設地で開かれた。
 神事では北陸銀行の中澤頭取が鎌入れ、設計者である日建設計の山本秀樹執行役員名古屋オフィス代表が鍬入れ、施工者として佐藤工業の平間宏代表取締役社長が鋤入れしたほか、関係者が順に玉串を捧げ、工事の無事安全を祈念した。
 式終了後、中澤頭取が「別館新築により、分散していた現金整理・精算部門、事務集中部門が集約でき、非常に生産性の高い建物になる。日建設計、佐藤工業をはじめとする関係者の皆様には、安全にしっかり完成していただくよう心から期待している」、平間社長は「現在のビルに引き続き、施工させていただくことは誠に光栄。日建設計の監修の下、これまでの経験を活かして近隣の皆様とコミュニケーションを図り、専門工事業者と一丸となり無事故、無災害、安全施工で高品質の建物を完成させたい」とあいさつした。
 今工事は、アルプスビル電算棟・厚生棟のうち、老朽化が進み解体した厚生棟の跡地6462・67平方メートルに、S造地上7階塔屋1階建て延べ6998・01平方メートル(高さ36・95メートル)の別館を新築。併せて、SRC造地上7階塔屋1階建て延べ9875平方メートルの電算棟改修と外構一式も行う。
 別館は、富山市内にある富山CSセンターと事務センターの機能を移転して集約。1階にロビー、応接・車庫、2階に事務室・会議室、3階に食堂・厨房・会議室、4〜7階に事務室・会議室などが入る。
 BCPに対応するため、耐震上級構造や非常用発電機、防水板等を採用。照明のLED化や太陽光発電設備の導入、トップライトによる自然光の利用など環境にも配慮する。集約により、同地で働く社員は200人から500人に増える。
 4月1日に着工し、別館は26年5月の竣工、電算棟改修は同11月の完了を予定している。なお、工事の元請けは佐藤工業。専門工事では、電気設備を北陸電気工事・開進堂・新栄電設・ホクタテJV、機械設備を菱機工業が担当する。

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