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　愛媛県は「魅力あふれる建設産業づくりアクションプログラム　２０２４」を取りまとめた。２０１８年３月に策定した同プログラムが目標年度の23年度を迎えたことから、働き方改革や生産性向上の観点で見直した。建設産業を取り巻く環境や国の動向などに対応した取り組みを進めるとともに、今後見込まれる「持続可能な建設業」に向けた建設業法の改正、さらに「建設工事従事者の安全および健康の確保の推進に関する法律」の理念なども踏まえた上で、建設産業が２０２４年問題を乗り越え、年齢・性別・国籍にとらわれない多様な人材が活躍できる、魅力ある産業となるよう取り組む。
　プログラムの期間は24〜28年度の５年間。「人材への投資」を柱に成長し、選ばれる産業へと発展するため、産官学などとの連携の下、建設産業が地域の安全・安心や経済成長に貢献し、県民の理解と信頼を獲得することで、若者をはじめとした多様な人材の入職につなげる好循環の確立を目指す。
　目標の達成に向けて「将来の建設産業を担う優れた人材の確保・育成」「働き方改革と生産性の向上などによる魅力ある産業の実現」「地域の守り手として県民の安全・安心を支える地域づくりへの貢献」の３施策を掲げる。これらの達成に向けた取り組みとして、ＩＣＴや情報共有システム（ＡＳＰ）、ＢＩＭ／ＣＩＭの活用といったＤＸの推進、県建設労働者人材確保等支援事業推進委員会やえひめ建設技術防災連携研究会（ＣＴＢ―ｅｈｉｍｅ）、県事業承継・引継ぎ支援センターなどとの連携、若者向け新３Ｋの取組推進と動画ＰＲ、建設キャリアアップシステム（ＣＣＵＳ）のさらなる普及促進などを挙げている。

提供：建通新聞社