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日刊建設工業新聞
2024/03/27

【鳥取】総額9億円で新年度内完成/県美関連工事は13本/倉吉市

 倉吉市は、2025年春に開館する県立美術館の周辺整備関連工事の発注準備に入る。事業費を盛り込んだ24年度一般会計当初予算案が、3月定例市議会最終日の22日に可決されたことを受けた対応で、24年度工事は13件、総額約9億円に上るもようだ。
 いずれも開館までの完成を目指すため、早期の発注に加え、一帯での関連工事調整などが課題となりそうだ。
 これまでの取材で、関連工事は、倉吉パークスクエア内で計画する「集いの森」(仮称)整備4件(工事費計4億3167万5000円)、県美前バス停新設工事(同2500万円)、県美へのアクセス道となる市道東巌城町駄経寺町線改良工事(同7000万円)、県美隣接地で進める史跡大御堂廃寺跡整備2〜3件(同1億7511万7000円)、倉吉パークスクエア内の照明設備LED化工事(同9259万8000円)と通路建屋改修工事(同3028万3000円)、倉吉交流プラザの外壁改修工事(6011万5000円)。
 さらに、倉吉パークスクエア内にある食彩館のトイレ改修を工事費550万円で実施するという。
 今後設計が必要となる工事や、近くで発掘調査が予定されている工事もあるが、市は5月ごろから順次着工できるよう調整する考え。夏には一帯で関連工事が本格化する。
 3月定例市議会で可決された当初予算案の総額は342億0250万7000円。市は任期途中の3月末で退任する小椋博幸教育長(65)の後任に、県教育委員会中部教育局長の中田寛氏(60)を任命する議案も提出し、同意を得た。

日刊建設工業新聞