能代市教育総務課は、第五小学校(校舎1、体育館)、能代第二中学校(校舎)、能代東中学校(体育館)の大規模改修工事をそれぞれ5月または6月に公告する予定。いずれも12月または1月の完了を目指す。第五小は建築・電気設備の2工種、第二中と東中は機械設備を加えた3工種に分けて発注。このうち第二中は6年度から2カ年で改修する方針で、2期工事の事業費は7年度予算に要望する。
第五小学校(鰄渕字中嶋古屋布25)は明治8年に創立。校舎と体育館は平成5年に火災で焼失しており、平成6年に体育館、平成7年に校舎(1〜4)が建設された。今年度から2カ年で改修する計画で、校舎2・3・4と渡り廊下の改修は実施済み。6年度は校舎1と体育館を改修、工事費は1億6,572万9,000円としている。屋根・屋上、電気設備、給排水設備などを対象に実施する方針で、機械設備が少ないことから建築と電気設備の2件で公告する。
能代第二中学校(字豊祥岱1−46)は令和9年度から10年度にかけて、長寿命化に向けた改修を校舎や屋内運動場、武道場で行う予定だったが、劣化状況やほかの教育施設の修繕計画を踏まえ、校舎だけを先に改修することとした。実施設計はアトリエあすか、アスベスト調査は東北緑化環境保全が担当。屋根、外壁、内部床、建具、設備機器などを改修し、照明はLED化する。改修対象が多いため、6年度から2カ年で施工。6年度に行う1期工事の費用は1億8,876万円。
能代東中学校(扇田字東扇田251−1)では、体育館の屋根や屋上が劣化していることから改修する。今年度は実施設計を神馬一級建築事務所、アスベスト調査を秋田環境測定センターでまとめた。改修は体育館やクラブハウス、油庫の屋根、外壁、内部床、建具、照明器具などを対象に実施。また、キュービクル高圧機器と屋外排水管も改修するほか、地下タンクを地上置タンクに変更する予定。工事費は1億3,953万5,000円で、単年度での事業完了を目指す。
提供/秋田建設工業新聞