トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

北陸工業新聞社
2024/03/28

【新潟】開通へ大きな一歩/灰雨トンネル貫通式を挙行/−県−

 新潟県が一般国道117号灰雨改良事業の一環で整備を進めている(仮称)灰雨トンネルの貫通式が27日、現地で執り行われた。
 深田健土木部長ら県関係者や県議、地元関係者、工事関係者など約70人が出席し、工事の節目を盛大に祝った。
 まず起点側と終点側に分かれて「貫通の儀」「通り初めの儀」「樽神輿の儀」を行い、終点側に移動。その後、深田部長があいさつに立ち「事業区間の大半を占める灰雨トンネルの貫通は、本事業の供用開始に向け大きく前進するものと確信している」と期待感を示した。続いて、高橋幸彦十日町地域振興局長が工事経過報告を行ったほか、来賓の尾身孝昭、小山大志両県議、桑原悠津南町長が祝辞を述べ、その後、鏡開きを行った。
 施工者を代表し、登壇した本間組の本間達郎社長は「(トンネル貫通で)地元地域の皆さんが切望する安全安心に通行できる道路の早期開通に、さらに弾みをつけられれば幸い」と語り、加賀田組の市村稿社長は「まだ工事は終わっていない。本間JVと力を合わせ、一日も早く開通させたく、ご指導とご支援を賜りたい」と決意を表明。最後に万歳三唱で締めた。
 灰雨改良事業は広域ネットワークの強化、十日町病院へのアクセス性の向上、通行車両の安全確保などを目的とするもの。トンネルは延長827メートル、幅員は10・0メートル(車道7・0メートル、路肩1・0メートル〈0・5×2〉、歩道2・0メートル)で、起点側410メートル(その1)は本間組・中元組・上村建設工業JV、終点側417メートル(その2)は加賀田組・丸運建設・高橋工務所JVが担当。

hokuriku