トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

北陸工業新聞社
2024/03/27

【新潟】4社の取組みをたたえる/建設業新分野進出優良事業表彰/県土木部

 新潟県土木部は26日、「2023年度新潟県建設業新分野進出優良事業表彰式」を新潟市中央区で開き、優れた成果を挙げている4社の取り組みをたたえた。
 冒頭、深田健部長は、受賞者に対して「創意工夫の下で新事業に取り組み、地域経済活性化や雇用維持など、さまざまな形で貢献して頂いており、敬意を表する」と労った。その上で、「建設産業を取り巻く環境の変化に対し、経営の見直しや企業価値を高めることが必要。経営基盤の強化や人材育成、生産性向上などを推進し、持続可能な建設産業の実現に取り組んでいく」と述べた。
 その後、深田部長から受賞者に表彰状が授与された。
 受賞者は次の通り(企業名、所在地、事業名、事業概要−の順)。
▽江口設備工業(南魚沼市) ゆきぐに温泉マンゴー 敷地内で採掘した温泉水の熱を利用し、温度管理を徹底しながら糖度18度以上のマンゴーを栽培。三越伊勢丹ふるさと納税の返礼品としての出品などで知名度が上がっており、隣接する温泉浴場との相乗効果で観光客誘致による地域活性化を図る
▽小柳建設(三条市) Holostruction事業 MR(複合現実)技術を用いた独自のシステムで、精密な3Dモデルを用いて離れた場所同士での情報共有を可能に。AIやロボット技術との連携などにより、「3K」のイメージ払拭、人手不足解消、生産性向上等の課題解決が期待される
▽カネカ建設(南魚沼市) うおぬま倉友農園 農家の高齢化で耕作できなくなった農地の受け皿として開始。自社倉庫を雪室として活用したり、はざ掛けが特徴の米づくりなど、創意工夫で他との差別化を図っている。米は直売、ネット販売を行うほか、国道17号沿いの直営店「おにぎり屋」でおにぎりにして販売
▽近藤組(佐渡市) 新潟県佐渡関岬オートキャンプ場 同キャンプ場の指定管理事業者が撤退したことを受け、地域貢献の観点から管理運営を継承し、行政からの補助金を活用しさまざまな事業を展開。今後はサウナなどの導入も予定する。地元と協力しながらの運営が、地域から好評を得ている

hokuriku