香川県は、さぬき市造田是弘に建設する東讃統合高校の基本設計をタカネ設計(高松市)に委託した。3階一部4階建て延べ約1万1000平方bの校舎棟や工業棟、体育館、多目的施設、コンソーシアム施設など各種建物の基本設計を2025年3月をめどにまとめ、実施設計につなげる。24年度は地質調査も行う予定で、建物の建設位置など設計がある程度固まった段階で委託する。
基本計画によると、25年7月から26年6月の約1年間で実施設計を行う。建設予定地に遺跡があるため、11月から埋蔵文化財調査を行う。造成工事などを25年6月から27年7月まで実施し、完了後の27年8月から学校建物の建設工事に着手する。23カ月間の工期を経て、完成後の29年度にグラウンド工事や外構工事などを仕上げて30年4月の開校に備える。
現時点で想定している東讃統合高校の主な施設とそれぞれの規模は、校舎(3階一部4階建て延べ約1万1000平方b)、体育館(平屋1800平方b)、多目的ホール(平屋1000平方b)、コンソーシアム施設(平屋740平方b)、工業棟1(2階建て延べ約1100平方b)、工業棟2(平屋830平方b)、農業本部(2階建て延べ1100平方b)、食品加工実習室(平屋500平方b)、農業施工実習室・造園施工実習室(平屋420平方b)、ライスセンター・管理室兼倉庫・出荷調整室・出荷調整管理室(350平方b)、資材室(平屋400平方b)、柔剣道場(520平方b)、弓道場(平屋190平方b)、体育倉庫・部室など(280平方b)、設備棟(90平方b)。
新しい高校に設ける地域連携スペースはコンソーシアム施設と多目的ホールで構成し、コンソーシアム施設には食堂や販売所・展示スペース、ものづくり工房、地域連携室の機能を備える。
提供:建通新聞社