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北陸工業新聞社
2024/03/26

【富山】産業の振興、交流活性化へ/富立大橋4車線化が開通

 主要地方道富山立山公園線富立大橋4車線化の開通式は23日、富山市朝日の富立大橋左岸橋詰で富山県や富山市、立山町、施工業者など関係者約70人が出席して執り行われた。
 冒頭、新田八朗知事が「富山立山公園線は富山市を起点として立山町の市街地を経て芦峅寺までを結ぶ経済・産業の発展、観光交流の活性化を支える重要な幹線道路。混雑を解消し、災害に強い安全で円滑な通行を確保するため、2015年度から4車線化に取り組んできた。多くの方に利用され、地域の発展、活性化につながることを期待している」と式辞し、「地域の安全・安心、さらなる成長・発展の基盤となる社会資本の整備を計画的に進め、県民のウェルビーイングの向上を図っていく」と述べた。
 来賓から野上浩太郎、堂故茂の両参議院議員、上田英俊、吉田豊史の両衆議院議員、北陸地方整備局の佐藤保之富山河川国道事務所長(局長代理)、井上学県議会副議長(議長代理)が「富山市と立山町をはじめ県東部へのアクセスが向上され、地域のさらなる発展にも寄与する」などと順に祝辞。引き続き、地元代表として藤井裕久富山市長、建設促進期成同盟会の会長である舟橋貴之立山町長があいさつした。この後、テープカット、くす玉開披、雄山高校吹奏楽部による演奏が行われ、待望の開通を盛大に祝った。24日6時から一般供用された。
 富山大橋を含む富山市藤木〜立山町利田曽我の事業区間1800メートルは、15年3月に1期線の暫定2車線で供用。今回、富山大橋の2期線(下り線・海側)が完成し、全線4車線で開通した。総事業費は約47億円。常願寺川を跨ぐ橋梁区間は延長約900メートル、幅員23メートルで、富立大橋509メートル、藤木高架橋112メートル、利田高架橋135メートル。

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