白山市は、中奥防災コミュニティセンター建設事業について、当初予算に2億6150万円を計上するとともに、2025年度の債務負担行為として限度額1億8920万円を設定した。合わせて4億5070万円を投じ、新年度に工事着手する。
計画によると、中奥町地内にある中奥公民館について、既存施設南側に位置する向かい側の敷地で改築する。新施設の建設規模はS造平屋建て637・19平方メートル。今年度は用地の造成工事を進めてきた。
新施設は事務室や多目的ホール、会議室2室、調理室、多目的トイレなどを配するほか、災害時における避難施設としても活用する。非常用電源を備えるほか、防災倉庫やマンホールトイレも設置する。
実施設計はMAC建築研究所(金沢市)が担当している。25年度中の供用開始後、既存公民館の解体や隣接する軽体育館の改修に取り組む見通しだ。
同公民館については、1981(昭和56)年に建設された旧耐震基準の公民館で、築後42年が経過し、老朽化が進んでいるため、建て替えることにした。