湖南市は、西峰町地先にある市民学習交流センターにおいて改修工事を計画しており、24年度(令和6年度)〜25年度(令和7年度)の2ヵ年で完了まで進めていく考えだ。
同市西峰町1―1地先の敷地内に、RC造平屋建、1846・03平方bの施設1棟を99年に建設、施設内には▽多目的ホール▽会議室▽研修室▽音楽スタジオ▽トレーニングルームを収容しており、教養・文化、研修やスポーツなどの活動の場を市民に提供している。順調にいけば6月頃に改修工事に係る設計業務を発注し、25年度から工事着手し同年度末までで完了を目指す方針。主な改修内容は、現状降雨によりタイルが浮いている状態であることからその修繕を行い、その他既存施設内の長寿命化対策工事を必要最低限の規模で実施する。また、24年度当初予算においては設計業務委託費として582万8000円を予算化し、「湖南市施設総合管理計画個別施設計画」に基づき、継続する施設のうち老朽化が著しい箇所について長寿命化工事を優先的に進めていく模様。
市内の公共施設状況によると、高度経済成長期に集中的に整備を図ってきたことから建設後30年以上経過している建物が多くあり、老朽化率は全体で約54・5%を占め、今後も老朽化による大規模修繕や更新等が必要になってくることが予想されている。
提供:滋賀産業新聞