熊本県内の高校1・2年生を対象にした「建設産業ガイダンス」が15日、益城町のグランメッセ熊本であった。建設関係12団体が出展。次代を担う若者に建設産業の魅力をアピールした。県主催。
少子高齢化が深刻化するなかで、建設産業への入職促進を図ろうと、県が2015年度から取り組んでいる人材確保事業。工業系高校を中心に、10校から300人を超える生徒と教職員が参加した。
開会に先立ち、県土木部の立山亮監理課長補佐が、出展団体の協力に感謝。「先生からも、授業ではなかなか業界の声を聴くことが少なく、今後の進路を考える上で貴重な機会になっているとの評価を頂いている」と話し、「建設産業の熱い思いを高校生に伝えてほしい」と呼び掛けた。
出展したのは、管工事業組合連合会、法面保護協会、地質調査業協会、建築士事務所協会、電気工事連合会、塗装防水仕上業協同組合、測量設計コンサルタンツ協会、造園建設業協会、建設業協会、建築協会、道路舗装協会、県土木部。
それぞれブースを設け、担当者がスライドや動画を使って、仕事内容や一日の流れ、将来のキャリア形成等を具体的に紹介した。参加した生徒からは「夜間の仕事もあるのか」「給料はどれぐらいか」「女性の技術者もいるのか」などと質問が寄せられていた。
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