日本工業経済新聞社(群馬)
2024/03/22
【群馬】土出グラウンドの拡張と人工芝化を2024年度
片品村は、土出地内に位置する土出グラウンドの整備を2024年度に行う。拡張と人工芝整備を予定しており、24年度の当初予算で工事費として1億3200万円を計上した。年度早期に拡張工事のための伐木作業を随意契約で発注したのち、整地工事の入札を行い、その後、人工芝化の整備を行う。整地工事の設計は直営でまとめ、人工芝化の設計と施工は公募型プロポーザルで公告する。
拡張のための用地は、22年度に解体した教員住宅の跡地にブロックなどの土台が残っていることから、約1140uの整地が必要と見込まれている。伐木作業が早ければ5月に完了するため、その後、速やかに入札を行う方針。
人工芝を整備する面積は約5000u。専門的な施工となるため、設計と施工、活用方法の提案も含めて夏ごろに公募型プロポーザルで公告をしたい考え。工期は3カ月を見込んでいる。
土出グラウンドは、16年に解体された片品北小学校の跡地で、村民や村外からの合宿などで利用されている。村内のサッカー団体が利用している菅沼地内の村民グラウンドが地盤不良や老朽化により地割れや陥没がみられるため、サッカー団体が土出グラウンドをサッカーグラウンドとして利用することを見込んで整備計画が建てられた。また、周辺に民宿など宿泊施設が充実していることから、村外から合宿で訪れる利用者も見込んでいる。
教員宿舎の利用が停止したため、22年度に解体工事を行い、このほど整備計画が整ったため事業を行う。
片品北小学校の校舎解体工事は16年に三井工業(片品村)が、教員宿舎の解体工事は22年度に角田建設工業(片品村)が担当した。