福井市は2024年度当初予算で、公民館改修事業に2億9599万3000円を計上した。殿下の工事、一光の設計に加え、酒生の長寿命化および増築に向け、用地測量にも着手する。
経年により建物や設備の劣化や機能低下が認められる公民館を改修し、利用者の安全を確保、公民館の円滑な運営を図るもの。
まず殿下では、公民館機能を殿下中学校校舎へ移転するための複合化改修工事を実施。具体的には、廃校となる中学校部分(RC造3階建て)のうち、1階および2階の約570平方メートルを改修する。設計は三輝設計事務所(福井市)が担当。
一光については、25年度の長寿命化改修工事を見据え、新年度は実施設計に着手。既存規模はRC造2階建て延べ332平方メートルで、耐震再診断はミノル建築設計事務所(福井市)が担当。
このほか、酒生では長寿命化改修工事のほか、不足する基準面積分の土地を購入し、あわせて増築工事も実施する。新年度に関しては用地測量を行い、順調に行けば、25年度に実施設計および用地取得、26年度には土地造成、長寿命化および増築工事へと進めたい考えだ。