米子市が「米子駅周辺まちなかウォーカブル推進事業」の一環で進める市道米子駅目久美町線の整備について、2024年度一般会計当初予算案に工事費2億1000万円を盛り込んだ。2カ年事業の最終年度で24年度内の完成を目途に発注方法を詰めており、4〜6月の公告を見込む。
同市目久美町の目久美町線は延長330b、幅員16bで、歩行空間の充実を目的に現行9bの車道幅を8bとし、減少分を歩道に割り振る計画。JR米子駅南口付近を23年度の予算で進め、24年度は近くの足尾橋以東の220bを工事することとしており、施工区間の分割の有無や発注区分を精査している。
このほか、米子駅周辺まちなかウォーカブル推進事業では、道路の設計委託料に5000万円を充てており、近くの目久美公園との回遊性を高める目的で、目久町線に繋がる市道目久美町8号線のほか、米子新体育館「米子アリーナ」への動線となる可能性を含んだ市道昭和町大谷町1号線、市道昭和町東福原線の測量設計に取り組む。予算の配分や発注時期、履行期間は今後詰める。
日刊建設工業新聞