県河川砂防課は、太平川河川激甚災害対策特別緊急事業の工事(下流側)を5工区に分け、いずれも4月上旬に公告する。工事費は計75億円で、延長340m(約16億円)、510m(約18億円)、450m(約15億円)、710m(約15億円)、540m(約11億円)に分け発注する。工期はいずれも44カ月(3年8カ月)となっている。
昨年7月の大雨被害を踏まえ、県は太平川の河川改修を短期集中的に行うこととし、旭川合流点(秋田市茨島)〜横山金足線の桜大橋付近(同桜)までの約4,600mが昨年11月30日、河川激甚災害対策特別緊急事業として採択されている。このうち先行して発注する下流側区間は旭川合流点〜JR奥羽本線(才八橋付近)までの延長約2,250m、7年度に着工する上流側区間(JR奥羽本線〜桜大橋付近)が延長約2,200m。
4月上旬に公告する下流側区間は◇L340m、河道掘削、法覆護岸工5,900u、矢板護岸工800枚、仮桟橋2橋)◇L510m、河道掘削、法覆護岸工12,000u、矢板護岸工1,200枚、仮桟橋1橋)◇L450m、河道掘削、法覆護岸工5,800u、矢板護岸工1,000枚、仮桟橋1橋 ◇L710m、河道掘削、法覆護岸工8,900u、矢板護岸工1,100枚、仮桟橋1橋 ◇L540m、河道掘削、法覆護岸工6,500u、矢板護岸工600枚、仮桟橋1橋−の5件。
基本的には左右岸を渡る仮桟橋を設置した後、矢板護岸工、河道掘削を行って法覆護岸工を実施する。
提供/秋田建設工業新聞社