愛知学院(名古屋市千種区楠元町1ノ100)は、愛知学院大学末盛キャンパス北館の建て替えに、4月初旬から着工すると明らかにした。約3年間の工期で旧北館の解体と新棟の整備を進め、2027年度内の完了を目指す。
新棟は鉄骨一部鉄筋コンクリート造地下1階地上5階建て延べ4679平方b、高さ23bを想定。旧北館が担っていた学校機能が23年8月に完成した臨床教育研究棟へと移ったため、新棟は病院機能を主とした施設となるもよう。地下1階には機械室などを設け、地上1階には36台収容の駐車場を設置。2〜5階を病院フロアとする計画だ。
工事名は「愛知学院大学末盛キャンパス建築整備(U期工事)」。工事場所は名古屋市千種区末盛通2ノ11。設計は久米設計中部支社(名古屋市中区)、施工は熊谷組名古屋支店(名古屋市中区)が担当している。完了は28年3月末を予定。
【楠元キャンパスでも解体着手】
愛知学院は老朽化した施設の建て替えや改修などを進めており、同じく4月初旬には楠元キャンパス(名古屋市千種区)の2号館・歯科技工専門学校の解体に着手する。こちらも施工は熊谷組名古屋支店が担当し、28年3月末の完了を予定。同館が担っていた教授控室などの事務所機能は別棟へ移設したため、解体後は当面、広場として活用する見込み。
提供:建通新聞社