建設新聞社
2024/03/19
【東北・山形】参加表明は4月8日まで/西村山新病院の基本構想
山形県健康福祉部は、西村山地域新病院整備基本構想策定支援等業務を公募型プロポーザル方式で公告した。参加表明は4月8日17時までで、企画提案書の提出は同15日17時まで。4月中旬以降の審査結果通知、5月上旬の契約締結を目指す。提案上限額は2000万円(税込み)。
審査項目は、事業所の規模や専門性、病院の整備基本構想策定に関する業務実績などの実施体制評価と、業務理解度や具体的で明確な提案など事業計画評価における各項目の計100点で審査する。
県立河北病院(RC造5階建て、延べ約1万5000平方b)と寒河江市立病院(旧館=RC造2階建て、延べ約3500平方b、新館=RC造3階建て、延べ約4500平方b)は、施設の老朽化や患者数および医師配置数の減少などが課題となっている。将来にわたり、継続して地域住民に必要な医療サービスを提供するために、病院の再編も視野に入れた新たな医療提供体制の構築に向けた検討を進めている。
西村山地域1市4町、公立4病院、県などで組織する西村山地域医療提供体制検討ワーキンググループは、「河北病院と寒河江市立病院の医療体制の見直しを図るべく、一定の規模を持つ新病院を整備することが妥当だ」と昨年10月の検討会で中間報告した。本年度内に第5回目の検討会を開催し、最終報告を行う予定。検討支援を含む「西村山地域医療提供体制検討支援等業務」は長大が担当している。
今回の業務は、検討結果に基づき、河北病院と寒河江市立病院を再編し、西村山地域における医療提供体制充実強化のための新病院整備に向けた基本構想の策定支援を行うもの。策定支援として、両病院および新病院の課題と対策の整理、新病院の理念と方針、整備方針や施設規模、整備事業費の概算、整備事業スケジュールの概要など。協議会や検討部会の基本構想の策定支援も含む。履行期限は2025年3月31日まで。
提供:建設新聞社