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　徳島県は「過疎地域持続的発展計画（２０２４年度版）」をまとめた。対象は美馬市、三好市、勝浦町、上勝町、佐那河内村、神山町、那賀町、牟岐町、美波町、海陽町、つるぎ町、吉野川市旧山川・旧美郷、阿波市旧市場、東みよし町旧三好の14市町村。24年度からの新たな施策として経営体育成基盤整備事業で阿波市日吉地区、農業水利施設保全対策事業で勝浦町勝浦３期などを加えた。
　経営体育成基盤整備事業は区画整理や農業用排水施設、農道などを整備する。24年度から新たに阿波市の日吉地区を加え、美馬市の沼田地区とともに事業を進める。
　農業水利施設保全対策事業は、施設の長寿命化やライフサイクルコストを低減するため、施設補修などを行う。24年度に勝浦町の勝浦３期、海陽町の海部川沿岸２期を追加する。これまでの美馬市曽江谷２期の中岩倉揚水機場、阿波市旧市場の阿北揚水機場、つるぎ町の美馬南岸、東みよし町旧三好の昼間足代３とともに事業を推進する。
　この他、新たな施策として園芸産地生産拠点創出事業を開始する。モデルとなる生産拠点を創出するため施設園芸団地の整備を支援する。24年度からにし阿波いちごタウン創設事業に取り組む予定。また、Ｍ＆Ａ型事業承継事業は、事業の譲り手となる事業所の掘り起こしや専門家活用経費などを支援する。
　事前復興推進事業は、高台移転など市町村の事前復興計画策定を後押しする策定ガイドラインを新たに作成する。地域防災力の強化へ、官民連携の被災者支援体制プラットホーム強化・充実事業を開始し、県が主導して災害中間支援組織を立ち上げる。

提供：建通新聞社