日本工業経済新聞社(群馬)
2024/03/18
【群馬】伊勢崎市がふくしプラザで設備関連を補修
伊勢崎市は2024年度、ふくしプラザ(中央町26−22)で設備類の改修工事を発注する。工事は空調設備、給排水衛生設備、電気設備、建築工事に分けての発注を予定。年度明け早々の発注を目指している。当初予算案には、高齢者福祉施設等改修事業工事費に7億6011万5000円を計上。工事費は本年度に発注済みのエレベーター更新工事の予算も含んだものとなる。
ふくしプラザはRC造5階建て、延べ床面積4479・71uの規模。1992年に建設された。高齢者と障害者の健康推進、生涯学習のための施設となり、内部には多目的ホールやスポーツトレーニングルーム、浴室、会議室などが備えられている。
建設から30年以上が経過し、設備類が老朽化していることから、空調や給排水設備などの設備類を中心に改修工事を計画。2023年度に設計を園部設計(伊勢崎市)が受託、月内にまとめるとしている。
工事4件のうち、空調設備工事と給排水衛生設備工事は、6月議会で契約案件が上程されることが見込まれる。なお、施設外部の改修工事としては、09年度に外壁改修工事を岩瀬工務店(伊勢崎市)が受注している。
空調は現況、エアーハンドリングユニットのセントラル方式。廊下部分などを含め空調を個別方式のものに転換する。なお、多目的ホール部分の空調については、23年度にヒカリS・E(伊勢崎市)が受注している。
給排水衛生設備関連は、各階にあるトイレ全てが対象。床の乾式化に加え、既存トイレも含め全てを洋式化する。このほか、配管などの更新も実施する。
電気設備の工事としては、管内の照明全てのLED化が中心。加えて、避難誘導灯についても更新を行うとしている。
建築工事については、設備改修に伴い必要な建築関連の工事を担当。さらに、屋根の一部を対象とした防水更新工事も行うとしている。
工事中は、施設を休館とする方針。いずれの工事も来年度単年で完了させる。