能代山本広域市町村圏組合は、北部粗大ごみ処理工場と南部清掃工場の解体実施設計を7年度に委託する予定。両施設とも8年度から3カ年をかけて解体する方針。北部粗大ごみ処理工場は不燃ごみと粗大ごみ、南部清掃工場は可燃ごみを処理しているが、老朽化のため解体する。解体に向け、圏域(能代市、藤里町、三種町、八峰町)の一般廃棄物処理場を能代市竹生に建設中で、8年4月からの稼働を予定している。
北部粗大ごみ処理工場(八峰町峰浜沼田字横長根1−5)は、敷地面積34,647uで、鉄骨一部鉄筋コンクリート造、延べ床面積は2,060u。昭和59年度から建設され、昭和61年4月に供用を開始。事務所棟は2階建てとなっている。不燃ごみ・粗大ごみの処理能力は30t(5時間あたり)。
南部清掃工場(三種町鵜川字上笠岡70−21)は平成5年度から建設され、平成7年4月に供用を開始。ストーカ式焼却炉(2炉)で、可燃ごみの処理能力は1日144t。敷地面積は12,269uで、3階建ての事務所棟を含めた延べ床面積は3,739u規模。構造は、鉄筋コンクリート造・鉄骨造となっている。
両施設の老朽化が著しいことから、3年11月に一般廃棄物処理施設整備・運営事業として新施設の建設に着工。新施設では1日80tの可燃ごみと、5tの不燃ごみ・粗大ごみの処理が可能となる。稼働は8年4月1日からの予定で、新施設稼働後に旧施設の解体を3カ年で行う。
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秋田建設工業新聞社